Ledger でつける家計簿 3

前回は Ledger というツールの導入と準備をした。今回はいくつか複式簿記の概念を整理して実際に利用したい。その前にひとこと確認だが、僕は経済を体系的な勉強した事はなく、全くの素人である。ここに書かれている事をもし自分でも試した場合は自己責任としていただきたい。

さて、前回2つの取引を記載する際、それぞれのアカウントは : で区切られていた。

 Assets:Revolt:USD  10.00 USD

ledger のドキュメントを確認したが、マルチバイトに対応しているので、日本語で表記しても問題は無いようである。こうゆうところから、英語を使っていくといい気もする。

大分類から小分類へ書いていく基本的なものだった。その中でもっとも上位レベルとなるのが勘定科目と言われているもので、以下の 5 つがある。

分類
Assets資産財布の中のお金, 銀行口座にある預金, 保有する株式
Liability負債借りた金、クレジットカードの請求
Income収益給料、お小遣い
Expense費用買い物
Equity資本それ以外、初期収支

資本に関しては定義が難しいが、とりあえず、帳簿をつけ始める時に使う程度の理解で良いらしい。1 それ以外は日常的に関わりがあるだろう。帳簿をつけ始めるところに触れたので、そこからはじめよう。帳簿を始める時に、資産に現在の残高を記入したいとするが、そこで問題が出てくる、その金はどこからくるんだと。複式簿記のルールとして、取引は必ず採算が合わなければいけない。それを便宜的に Equity から Assets に変換したという事を書いている。考え方として、自分の価値を資産として数えられる形に変換したという事らしいが、いまいち感覚がついてこない。しかし、よく出てくるものでは無いので、いいとする。

これから、その他の例として、日々のケースに応じて例示したい。

たとえば、給料をもらったとする。架空の設定なので、妻のみのりから 100 ドルのお小遣いを受け取ったとしよう。こう記載する。

2020/06/02 Minori
    Assets:Revolt:USD                            100.00 USD
    Income:Minori

繰り返しになるが、自分の口座に入金があった(+)ので、それがどこからきたかを記載する必要がある。Minori(もしくは会社)の口座の金が減り、から自分の Revolt の口座に入った事を示している。実際の給与明細は税金が天引きされているので、その場合、 expenses を含めてこうなる。

2020/06/02 Minori
    Income:Minori                            -100.00 USD
    Expenses:Tax:Federal                       10.00 USD
    Expenses:Tax:MA                             5.00 USD
    Assets:Revolt

よって手取りは $85 となるが暗黙でよい。みのりからの受け取り額を最初に表記する事で、表記が少し楽になる。

日々の支払いと給料で大体が対応できると思う。ここから少々エッジケースにを示そう。まず建て替え精算をしたとしよう。

2020/06/02 Amazon
    Assets:Reimbursments:Minori                10.00 USD ;shampoo
    Liabilities:CreditCard:Revolt

; はコメントの開始を示しており、それ以降の情報は計算に反映されない。

後日、みのり商会から払い戻しがあった場合は以下とすれば良い

2020/06/03 Minori ;shampoo
    Assets:Revolt                              10.00 USD
    Assets:Reimbursments:Minori

クレジットカードの支払いは別に行われているとする。

次に他国通貨を管理しよう。Revolt では外貨預金のアカウントを作るのは、Exchange 機能を作れば自動的に作れる。国際レートで変換され、その際の為替換金手数料はかからない。とはいえ、USD アカウントから JPY アカウントに渡っているので、下記とした。

2020/06/02 ! Exchange(USD -> JPY)
    Assets:Revolt                             -10.00 USD @ 107.5 JPY
    Assets:Revolt                              1,075 JPY

今までの表記の仕方として、最初に得た金(借方:正の値)を最初に表記していたが、自分の感覚として円/ドルの表記に馴染みがあるので、$10 減少している代わりに、1,075 円増えたことになっている。 @ 以降は察しの通り、ドル単位あたりの日本円での為替レート を示している。為替レートは暗黙的にわかるが総資産をドルで表示するか円で表示するかを示す時に使うようだ。

以上日常よく使いそうな取引の例を示した。


  1. もう少し丁寧に見る。wikipediaによると、会社の資本金や資本準備金として使う場合もあるらしい。資本準備金の項目を見ると、「将来大きなお金を予想されるための準備金」として計上するらしい。たとえば、子供の将来の対する貯蓄もこの項目か? 他のビデオを見ると、どうしても採算が合わない時の端数として使うこともあるらしい。 ↩︎